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文学座リーディング『落下する鳥』を終えて [依頼脚本]

こんばんは。久しぶりにパソコンを点けられました。150通以上のメールに圧倒されながら、
ああごめんなさい、明日からゆっくりお返事返していきます……と、今夜はちょっと立ち向かえず。

昨日と今日、ひっそりと。文学座にて新作リーディングが無事に終了いたしました!
これは、4月26日の19時と27日14時の2回のみ行われたリーディングで、
主に文学座内・文学座支援会員・文学座プラチナクラスの方を対象とした会で、
一般観覧者も関係者のみという、ごくひそやかな会でした。

文学座文芸研究委員会主催で
『リーディング/こんな作家はどうですか?』なんて、お茶目なイベントタイトルがついております。
文学座と新しい作家の出会いの場という趣旨で、私を取り上げていただきました。

私としては、憧れの文学座で作品を発表できる機会。
「リーディングで」という大前提はありながらも、
これまでの私の既存作品は、主としててがみ座向けに書いているものなので、
ここはひとつ、私自身も新作に挑戦して、精一杯ぶつかってみようと思いました。

ほかの書きものも抱えていたので、ジャンル違いのもの同時進行2本、
期間は3週間という時間的には非常にタイトな挑戦でしたが
それでもやっぱりこの機会、タイトでも難しくても、リスキーでも新作をぶつけてみたいと思った。

そうして書き上げた作品が――『落下する鳥』。

結局ね、それで倒れちゃって、稽古も5日間のうち2日めまではおつきあいできたけど
あとはリタイア。発熱と吐き気……で、ポカリ以外を受け付けなくなって
昨日の本番まで37.5度の微熱グロッキー状態でした……(会場にはいましたが)。
久しぶりにこんなに体調崩して、
病院に行って診断受けても「過労です」としか言われないし、
それでもなんとか今日には熱が下がって、最後には初めて体調の心配なく観られました……。
今日はアフタートークもあったので、喋ることができるのか、頭が動くのか不安でしたが
まあ、やけにアットホームな雰囲気に包まれて、気がつくとそのまんまの私で居りました(笑)

とまあ、やっぱり想像以上に新作を書くのは大変だったんです。
だけど本当に書いて良かった。

新作執筆というのはやはり、作家の力を伸ばす唯一無二の機会。
たとえ執筆期間が短くても挑戦したらしただけの、どっかの筋力はきっと鍛えられてる。(ハズ。)
それに、リーディングとはいえ、文学座の熱くて濃い俳優陣と一緒に作品作りが出来たのは
ものすごく大きな経験になりました。
てがみ座で作るときとはまた違う視点で、言葉を書いていきました。
大きな仕掛けとラストシーンの景色だけを決めて、書き出すような。
そういう曖昧な船出。
でも、自分が最初から観ていたラストシーンに辿り着くことが出来て、良かった。
たくさんの言葉を尽くして、言葉では捉えられない余白を浮き彫りにしようとする挑戦でした。
さらに、新作を託されたメンバーの皆さんも
同じように挑戦する心を持って挑んでくださった。
本当に感謝しています。

内容については、この作品がこれからどういう上演チャンスと出会っていくかわからないので
まだ深く書けませんが……。
(外で上演チャンスに恵まれなかったら、いつかてがみ座で上演しますのでね)

それにしれも今回、初めて文学座の皆さまと深く関わって、
なんというか、とっても楽しかったです!
性根の底から芝居が大好きな人たちの、熱く濃い集団。
お互いのちょっとした呼吸を拾い合って展開していく稽古や、意見のフィードバック、演技論……
まあそういう色々はありますが、やっぱり心底感じるのは、何より芝居が好きだという心肝。
これは外の世界にいたんじゃわからない。
逆に言うと、私は明日からの日々も、この感覚を持ち続けないとならない。
たった5日間ではありましたが、本当に新鮮だった。
倒れなきゃ、もっと一緒に居られたのにな。
もっと飲みたかったな。
まあ、「楽しみ延ばし」(なんて言葉はありませんが、、、)と思えば、ね?

リーディングメンバーの皆さんと、パシャリ!
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上田桃子さん。上川路啓志さん。吉野正弘さん。鈴木亜希子さん。
高橋礼恵さん。そして、大場泰正さん。

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礼恵(のりえ)さんが手編みのちっちゃな巾着をくださったよ!!
可愛い!!!嬉しいな。大事にします!!
礼恵さんは、こまつ座にもたくさん出演なさってる方。
こまつ座の舞台のこともたくさんお話しできて楽しかったな……!

またいつか、みなさんと。
今度は、劇空間で上演できますように。
光と音と闇と……身体と。
言葉を尽くして、言葉では決して捉えられないものを描き出せるように。

大場泰正さんと、帰りの山手線で小さくハイタッチして別れたのでした。

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新作「落下する鳥」脱稿!&劇作家協会お花見 [脚本&稽古場]

満身創痍な午後6時。新作書き下ろし脚本、ついに一本脱稿でございます!
これからプリントアウトして読み返すのです。この時間がいちばん好き……。
それにしても疲れました……。
この作品はちょうど先月19日あたりから書いてたので、まるまる三週間、集中してたわけです。
今夜は20時から女子会なので、久しぶりに心置きなくお酒を飲みます!!

この作品は4月26日・27日に文学座で行われるリーディング公演のために書き下ろしたのですが
主に文学座内の企画とのことで、一般公開するとしてもごく僅かなお席だろうということです。
まだ詳細が出ていないので、なんともご案内できませんが、
それでも、もちろんてがみ座とはカラーの違うような作品です。
リーディング用とはいっても、普通の戯曲なので一時間半~二時間弱の上演分。
今回は、たくさんの方にご覧頂くのは難しいけれど、
いつか上演という形で、お目に掛けられる日が来ますように!

ああ、この作品についてもいろいろ書きたいけど、まだ書けない。
どの程度オープンな企画になるのか、情報公開を待ちましょう。


はー、それにしても大変だったな。
また次18日に映画がらみのある段階の〆切が来るんだけど
今はおそらく「新作に取りかかっている」という状況がベースになってるんだろうな。
去年辺りまでは、「新作」っていうのが、季節労働者みたいな感じだったんだけど。
だから、心が疲弊してちゃ、負けちゃうのです。
劇作としては、次は10月上演のまじんプロジェクトさん依頼公演に取りかかるぞい。

まあ、今日最後の山の急な尾根を登ることができたのは、ひとえに昨日パワーをもらったから。

昨日は、和田堀公園にて劇作家協会のお花見でした。
和田堀公園というところは、斎藤憐さんのご自宅の近くだそうで、
劇作家協会設立の際に、皆さんがお花見して、夢を語り合った、ある意味はじまりの場所なんですって。
それが今年、久しぶりに執り行われることになりました。
Mプロの丸尾さんが幹事を務めてくださって。
私は、昨日はあうるすぽっとで開催されていた、
思考動物主催 音楽朗読劇「旅へ!自閉症の息子らと」の公演のお手伝いをしていたので
あうるすぽっとを出たのが21時近くになってからでした。
タクシーで飛ばして和田堀公園へ……。
勝手に提灯が灯った、なんとなく薄桃色の光溢れる空間をイメージしていたのですが
着いてみてびっくり。
どうして写真が載せられないかというと、真っ暗闇だったからなのです。比喩じゃないよ!
少なくとも桜はみなかった……っていうか、シルエットは分かったけれど……(笑)
川の対岸は外灯めいたものがあるんだけど、
劇作家協会が陣を張るエリアは、先日の台風めいた大風で外灯が壊れ、
ほんとの意味での真っ暗闇。
その時間、他に人影は見えず、劇作家協会の一団だけが暗闇の中で集まり、
それぞれが、カンテラやペンライトや小さな光源をそこかしこに置いて
「寒い寒い」言いながら肩を寄せ合う……(笑)
なんなんでしょうかね、あの空間。つまり、とっても奇妙で楽しかったんですよ。
40人くらいはいらっしゃっていて、でもお名前が分からない方(というより顔が見えない方)も
何人もいらして。
現代演劇の劇作を最前線で引っ張ってる方達が、真っ暗闇でぎゅうぎゅうくっつきながら
熱い演劇論を闘わせ続けている。あるいは、本音で話したり、ダメ出ししあったり、励まし合ったりしてる。
寒さと暗闇が、心をほどいて目に見えない連帯を呼び覚ましていたような、不思議な時間。
永井愛さんが、私たち女性劇作家が増えているのを喜んでくださっていて、
これから頑張って、なんて柔らかく仰ってくださった。なんか、とっても暖かい手だった。
つながりあうもの。つうじあうもの。
パワーが湧いてきたんだ。最前線に繋がる現場で、踏ん張っていこうって。

昨日は、公演を通じて、自閉症の子供達の話も聞いていて、
言葉のないコミュニケーションについて想いを馳せていた。
言語を越えた部分での、つながり。連帯。同じ周波数。
アフタートークでの講演では、「万葉人」なんて呼び名が出ていたけれど
昨日一日で私は、ずいぶんとしっくり来たんだ。
言葉を越えた部分でのコミュニケーション。そういうもの、確かにある。
これから考えて、理解を深めていきたいな-。

さ、飲み会いってこよう!
明日は一日リフレッシュして、また新しい原稿に向かう力を溜めよう。
友達もたくさんいま本番やってるんだよな~……何が今から観られるかしら。
映画も観たいぞ!

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スマホ類人猿 [日々雑感]

こんにちは!
春らしいブログにしたいなぁと思ったけれど、ちょうどいいテンプレートがなくて結局いつも通り。

もう全然更新できなくてごめんなさいー。
今は結構原稿がシュラバです……
今月中に戯曲を1本書くんだけど、まだ序盤を書いています。
こっからね。こっから、ガシガシとやっていきます、よ?

でも今年は結構ずっとこんな感じになってしまって。
今年秋から来年頭にかけて、1・2ヶ月の割合で新作3作品連続書き下ろしが確定、
ということはイロイロ逆算すると、夏までにそのうちの2本はあげておく必要があるんだね。
今、書いているものが終ったら、そっちに取りかかるって感じです。

それで今月はあんまりみんなと飲みに行ったりもできてなくて。
アソビタイ。っていうか、ミンナニアイタイ。
そんな折に携帯も壊れてしまって、とうとうスマホに変えたのです。
そうしたらばもう!全然なじめないの!まだ4日目……かな?
心の中ではメールを返したいのに、
メール打つのにも時間をかなり要してしまう&落ち着いて打たないとならないから
どうしてもフットワーク軽くメールが返せないの……。
もう何度投げたくなったことか。
考えてみれば、これまでは画面をみなくても
指だけでだいたいメールが打ててたんだものね。
心の中ではいっぱいお返事してるのに、意思表示(メール)ができてないの(笑)
おサルの気持ちです。スマホ類人猿。ウキー。

スマホって携帯と概念からして違うのね。PCに電話機能がついてるって感じなのね。
だから日々、驚きがあって。
え、アラームセットしても電源入らないの?!とかね(笑)
これ、携帯だと当然出来てたから、出来るもんだって疑ってなかったの。
そしたら全然そういうもんじゃないんだね。
アプリとかいろいろ探せばあるのかもしれないんだけど……。
電源入れっぱなしのスリープモードにしておけばいいんだろうけど、メールとか受信しちゃうでしょ。
仕事関係で夜中型の方もいるから、真夜中にメールとか受信しちゃうことあるんだよね。
ううーん。悩ましい。
昨日は、メールで「アドレス帳からのデータ引用」ってどうやるんだろう……って四苦八苦してました。

ああ、時間がないときに変えるもんじゃないね~……。

スマホを日常的に使ってる人からしたら
今日の私の記事なんて、「何いっとるんだ」って感じなんだろうな。
私も、いつかそんなふうに思える日が来るんだろうか。
まだまだ、当分はスマホのネアンデルタール人です……。
クロマニョン人になる日もまだ遠そう……。
ちなみに私はiphoneじゃなくてAndroid携帯です。XPERIA。

4月に入る頃には、今書いてるものの見通しもたっていて
スマホにも慣れていて、もうちょっと視界がクリアになっているかしら?
それまでもうーちょっと待っててね。

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1本書き上がったら、旅にもいきたいな!
2月に行った出雲。雪がちらつく中、光が差してきて、ほんとうに特別な、清々しい空気でした。
あの空気を胸一杯吸い込みたい!


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「乱歩の恋文」バックステージノート-細部に宿る魂 [てがみ座「乱歩の恋文」]

こんにちは!もう2月。なんだね。暦の上では春、なんだね。
冬を駆け抜けて、気がついたら今になってた。
風邪などひいていませんか?温かくしてお過ごしくださいね。

ブログ、ずっと書けなくてごめんなさい。
怒濤の日々からもう一週間が経とうとしている。あっという間すぎて、びっくりする……

本当に遅くなりましたが、
シアタートラム版「乱歩の恋文」、無事に閉幕いたしました。
ご観劇頂いた皆さま、ありがとうございました…!

普段は公演が終ると、倒れてしまうのだけれど
今は、「これからが肝心だ」との思いがいっぱいで
なんだか倒れるどころではありません。
あまり、ポカン……と腑抜けになれる心境でもないの。
ただ、一緒に過ごした人たちと、急に会わなくなったこと、
それぞれの日常に帰ること、
それだけが不思議な気がしてなりません。
離れていながら、ことばにできない想いで繋がっている、そんな感覚。

何から振り返ればいいのか……
バックステージの裏話も含めて書いていこうと思います。

今回のこの舞台、私たちにとってはものすごく大きな挑戦となりました。
シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.4の公募枠で上演して頂いた作品でした。

「乱歩の恋文」初演が2010年11月の王子小劇場。てがみ座 第3回公演でした。
その時の手応え、座組の一体感、「もっと大きな空間で上演したい」という夢。
初演に関わった全員が、この作品の再演の可能性を心の中に抱いていた。
私も、この作品は近いうちに再演ができるのではないかという予感を抱いていて、
出会ったのが「シアタートラム・ネクストジェネレーション」の企画でした。

46分の1、というたいへんな倍率の中から選んでいただきましたことに、
本当に感謝いたします。
ちょうど、渋谷の駅のホームに降り立った瞬間に、「決まりました」と劇場からの電話をいただいて。
そぐにその場で演出の扇田拓也さんに電話しました。
渋谷駅のホームの雑踏が消え失せて、思わず涙ぐんでしまった、あの瞬間のこと。
今でもよく覚えています。

それから、再演に向けて動き出した日々。
初演に関わっていた全員が、心の中で『来たか!』と呟いたに違いない。
全員が心の中で抱いていた予感が、現実に変わった瞬間。
初演と同じく、てがみ座にとっての最強スタッフの皆さんが勢揃いしてくださいました!

演出       扇田拓也(ヒンドゥー五千回)
舞台監督    杣谷昌洋
舞台監督助手 森山香織梨
舞台美術    杉山 至+鴉屋
照明       千田 実(CHIDA OFFICE)
音響       余田崇徳
衣装       吉田健太郎(yu- GEN CRaFTS)
方言指導(伊勢弁)  井上央子
宣伝美術写真 伊藤雅章
美術オブジェ  大野洋平(乱歩デスクライト「二顔灯」、ロビーオブジェ)

それに、この再演から加わってくださった新たなスタッフ陣!

演出部      宮本翔太(椿組)・箱田暁史・今泉舞(てがみ座)・扇田森也
方言指導(大阪弁)  奈良谷優希(まじんプロジェクト)
宣伝美術    山下浩介

強い信頼感で結ばれた座組は、本当に心地良い。
全員がそれぞれのクリエイティブを思う存分に発揮しあえる。
今居る場所から、少し無理してでも、一歩でも二歩でも前に進む。
こんなスタッフの方々に支えられて、今回の舞台が動き出しました。

最初のスタッフ打ち合わせの時間も、とっても面白かった。
王子小劇場で初演したこの作品を、どうやってトラムで上演するか?
打ち合わせに向かう間、私の頭の中には「シビアな予算の中でどうすれば」という思いが渦巻いて
うーん、どうしようか……とひとりで悩んでいたのだけれど、
扇田さん、杉山さん、千田さんと顔を合わせた瞬間に、そんなもの吹き飛んでしまった。
全員が、「初演でやったことを何一つ欠かさず、すべてをよりパワーアップさせる方向で!」
言葉を交わすより早く、ためらいもなく、一致団結していたのです。
もちろん私も。素直な心で。
最初っからやりたいのです、お金のことは置いておいて。
元がそうなのだから、打ち合わせが始まった途端にぞくぞくして。
それならば難しい挑戦でも集客を頑張ろう!と腹を括りました。
そこからはもう舞台の方針は揺るぎなく、お金がない部分は工夫を詰め込んで進み始めました。

俳優陣の方では、再演では、初演の神保良介さんから宮沢大地さんに変わりましたが
それ以外の方々は、すべて初演と同じメンバーです。
それから新たに、演出部として加わった、翔太くん・箱田くん・舞ちゃん。
劇場の稽古場をお借りして、稽古に集中する日々を過ごすことができました。
初演で一度完成形まで持っていっているのだから、と思いきや
そこから先へ行く挑戦、これは一筋縄ではいきません。
今回はたっぷりと稽古期間があるにも関わらず
一瞬たりとも弛む暇がなかったです。焦ってさえ、いたかもしれない。
演出の扇田拓也さんの眼差しがより一層、深く。大胆に。繊細に。
無数にある表現の中から「真実」が宿る瞬間を探し求めてくださいました。
稽古の日々の興奮を、心に焼き付けておきたい。
様々なルートや稽古を試しながら、トレッキングのように上昇を続けた日々。

今回は、てがみ座の尾﨑宇内・劇団桟敷童子の稲葉能敬さんが外部公演出演中のため
稽古の合流時期が少し遅めでした。
その間は、翔太くんが稲葉さんの、箱田くんが宇内くんの、
それぞれスタンドインとして代役を務めてくださった。
台詞も動きも完全に自分のものとして。稽古を重ねて。
彼らの存在があったからこそ、相手役の女性陣もしっかり稽古を積むことができ
全体の意識も一層引き上げられました。

さらに2012年の幕開けは、舞台美術作りから!
キャストさんたちも舞台美術を一緒に作ってくださいました。
若手男性陣を中心に、舞台美術研究工房六尺堂へ。(本当にありがとうございます!)
女性陣は稽古場で、幕を縫う。提灯を作る。
そう、あの上空を覆っていた提灯も、全部私たちが作った物なんです。
風船を膨らませて、千切った和紙を障子糊で貼っていって、色をつけ、風船を割り……
全部で23個!稽古場も工房と化してました。
みんなで小道具を探して集め、中には世田谷ボロ市に出かけていった面々も。
扇田さんの舞台への徹底した眼差しに貫かれて、演技もスタッフワークも、
ともかくも細部まで魂を宿らせる。

ご紹介します。
「細部に宿る魂」の数々をご覧ください!

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若手男性陣を中心に作っていった「阿片窟」ワゴン。裏側が「博文館」デスクになっています。
見て!この手すりの部品に至るまで。
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おお!手作り!!

小道具のこだわりの一例を。
ご観劇頂いた方にはお馴染み深い「一柳斎先生」こと金原直史さん。
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彼はもう全身小道具のオンパレードでした。錫杖も実はとても重かったのです!
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首から掛けている、なにやらよく分からないものの数々……。人形、首がありませんよ・・・。
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錫杖には仮面がついていました。いろいろと。
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彼が背負っている籠には全面に「偽瓦版」が貼られていました。
この偽瓦版を作ったのは箱田暁史くん。
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こっちには「人魚」の偽瓦版もありますね。

博文館のデスクにも、いろいろと小道具満載ですね。
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意外と勉強家ですな……。
(このあたりの本は、ボロ市購入のものもありますよ!)

稼働式の舞台美術には目には見えない工夫もいっぱい!
乱歩さんの文机や博文館のストッパーなど、
見えない部分で創意工夫を発揮してくれた宮本翔太くん。
軽い力でしっかり止まる、稼働もスムーズな優れものなんです。
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これ、俺グッジョブ!の笑顔。
1回ごとに破れる襖も、彼が貼ってくれてました。
(襖の絵は、彼と今泉舞ちゃんが描いていたのですよ!)

稽古場にはお着物もズラリ。
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早替え多発で、皆さんものすごく手早くなりました。
写真が撮れなかったんだけれど、数々の仮面もご紹介したかった!
客席で前の方の方々は見えていたと思うのだけれど、
阿片窟のシーン、群衆がつけていた、たくさんの仮面。
面白くて怖くて、ぞっとするシーンでしたね……

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幕の仕掛けを入念にチェックしてくださった森山香織梨さん。
毎回プリセットが大変なんです。
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途中参戦してくださった扇田森也さん。ご自身も、新国立劇場の養成所を出られた俳優さんです。
森の妖精と異名を取る彼。ほんとにもう、いつだってこの笑顔!

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建造物のような舞台が組み上がって……
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努力の結晶 提灯も、電柱も上空に浮かびました!

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女子楽屋の皆さんも準備万端のようですね。お菓子食べてるようですが。
この方達、カメラ向けた途端に即刻このポージングですよ。
(境宏子さん・西田夏奈子さん・和田真季乃さん・福田温子さん・今泉舞さん)

そうして、舞台に光が入り……
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本番の時を迎えました。

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撮影/伊藤雅章
(すべての舞台写真、禁 無断転載)

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1場「江戸川乱歩の死」  岡野暢

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1場「江戸川乱歩の死」  西田夏奈子・宮沢大地

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3場「紅座」  西田夏奈子・中村シユン

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4場「白昼夢-隆子と隆-」  西田夏奈子・和田真季乃

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5場「質草」  和田真季乃・福田温子・石井統・宮沢大地・金原直史

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5場「質草」  稲葉能敬・和田真季乃

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5場「質草」  和田真季乃・稲葉能敬

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6場「二銭銅貨」  福田温子・尾﨑宇内

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6場「二銭銅貨」  中村シユン・西田夏奈子・岡野暢 

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7場「残照の帝都」
ALL CAST(岡野暢・西田夏奈子・稲葉能敬・和田真季乃・中村シユン・宮沢大地・石井統
金原直史・福田温子・尾﨑宇内・久我真希人・境宏子・宮本翔太・箱田暁史・今泉舞)

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9場「代作」  尾﨑宇内・久我真希人

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9場「代作」  稲葉能敬・尾﨑宇内

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9場「代作」  稲葉能敬・岡野暢

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10場「悪夢」  境宏子・岡野暢

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10場「悪夢」  岡野暢

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11場「傀儡師」  境宏子・西田夏奈子

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12場「灯火」  西田夏奈子・岡野暢

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12場「灯火」  西田夏奈子・岡野暢・ALL CAST

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13場「白昼夢-手紙-」  和田真季乃・中村シユン・西田夏奈子

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13場「白昼夢-手紙-」  西田夏奈子・和田真季乃

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・シアタートラム版「乱歩の恋文」DVD 予約受注(2月~3月お届け) 2,500円
・シアタートラム版「乱歩の恋文」戯曲 1,000円
てがみ座HPにて販売いたしております!
コンタクトよりお申し込みください。info☆tegamiza.net(☆を@に変えてください)
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本当に嬉しいことに、
全6ステージ1,363人ものお客さまにご覧頂くことができました。
シアタートラムを埋めるお客さまを見たときには胸が一杯になりました。
心から感謝いたします……

たくさんの方々に支えられた公演でした。 本当にありがとうございました!

旗揚げから三年目、劇団が少しずつ大きくなって育っていきます。
それでも、こうして真摯に創ること、それだけが私たちの魂だって思います。
どんなに大きな劇場で上演するようになっても、それだけは喪わない。
それが、私が創りたい演劇なのだから。
これからは、てがみ座はまた次の新作公演に向けて動き出します。
創り手の情熱が通い、観てくださる方の心に響き、作品に魂の宿るものを。ずっと。
大変に難しいけれど、これほど挑戦しがいのあることも、他にないもの。
夢中で、やっていこうと思います!

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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シアタートラム版「乱歩の恋文」
ALL CAST&STAFF

[後列] 左→右
mico.(制作)・小野和佳子(制作)・吉田健太郎(衣装)・杣谷昌洋(舞台監督)・
藤田昌久(劇場てがみ座担当)・石井統・扇田森也・余田崇徳(音響)
[中列]
金原直史・尾﨑宇内・宮本翔太・箱田暁史・千田実(照明)
今泉舞・稲葉能敬・岡野暢・宮沢大地・久我真希人
[前列]
扇田拓也(演出)・境宏子・和田真季乃・長田育恵(作)・中村シユン・森山香織梨(舞監助手)・福田温子

(あっ。西田さんがいないよう。これ、西田さんが撮ってくれた写真なんだ。
西田さん。西田さん。どっかにいないかなぁ)

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いたいた。西田夏奈子さん!よっ、我らが座長っ!




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シアタートラム「乱歩の恋文」、明日千秋楽 [てがみ座「乱歩の恋文」]

シアタートラム・ネクストジェネレーションVOL.4で上演中の「乱歩の恋文」、
いよいよ明日が千秋楽となってしまいました。
これまでずっと稽古してきた日々、
一緒に舞台を創るスタッフ・俳優陣の絆、信頼感、
支えてくださった方々。
そして、公演を観に来てくださった方々。
たくさんの方への感謝が込み上げてきます。
これに応えるにはただひとつ、最後の最後まで、前へ。上へ。
創り続けること。
終りたくない、けれど、明日で最後。
精一杯、最後まで、いこう!

明日、千秋楽!

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「言霊」を宿す身体-山の手事情社・身体の景色 [日々雑感]

アサヒアートスクエアに山の手事情社「道成寺」を観に行く途中、
吾妻橋でカモメと目が合う。

コンニチハ。
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山の手事情社「道成寺」、本当に素敵でした。
五感全部で観る、感じる、芝居。

岡野暢さんが主催される『身体の景色』http://web.me.com/kyoko.kogi/07/Top.html
の公演を拝見したときに感じたこと、
同じこと再び呼び覚まし、瞬きを忘れて観ていました。

「身体の景色」は近しく拝見させていただく機会があって、
その際にさまざま考えたことがあるのです。
強度ある身体を受け止めるには、強度ある言葉が必要だと。
身体が、強靱にダイナミックになっていくと
日常レベルの言葉は、とてもその身体を受け止めきれない。
あまりに脆くも崩れ去ってしまう。

岡野暢さんはテクストにギリシャ悲劇を用いていた。
そして今日の『道場寺』の元となるテクストは、
もちろん歌舞伎や舞踊でお馴染みの道成寺、そして今昔物語集などからのもの。
強靱な身体に呼応する、古典、その言葉。
神話的な世界に通じる言葉。

こうした、強い身体と言葉とが絡み合って呼応しあう舞台を観ていると
「言霊」という力は、確かに存在するのだ、とそんなことにまで思いを馳せてしまう。
逆を返せば、

言霊は、もしかしたら強靱な身体が厳然と在る、
そこからでしか、発せられないものなのかもしれません。


なんてことを考えながら。
歩いた吾妻橋。

またもやたくさん目が合いましたよ。
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ヒリヒリする心 [日々雑感]

急に、キンキンと空気が冷えてきたね。
この冬は倒れないように、インフルエンザの予防接種を受けないと。

もう、大丈夫。心身ともに、前に進み出しました。
もうね、「乱歩の恋文」の稽古が始まっているのです。
12月になったのだものね~…びっくりするほど、一年て早いね。

最近は、なぜだかとても焦ってしまうような心地で、
きっと自分が、もっと精進しないと……って思いを抱えているからなんです。
がむしゃらに修行したい、という時期が、今。
もちろんシナリオや稽古場やその他の仕事もあるから、時間の遣り繰りは課題ですが
それでも、今、ヒリヒリするような思いを、ここに抱えてる。

「乱歩の恋文」の稽古場で過ごしていて、
毎日演劇の渦の中にいるからかもしれない。
稽古場は、1年ぶりに再会して、みんな同じ地点になんかいない、
それぞれに、それぞれの道を前に進んで、そうして再会しているから
前よりもずっとずっと刺激的なんです。

私自身も、ずっとずっと考えていて……
簡単に言うと
今、私に書ける作品はなんだろう、ということを。
どんな演劇が、戯曲が、今自分に産み出せるのかということを。
今のところは答えのでない問いだけれど、
でもそうして演劇について考えている時間こそ、
かけがえのない時なのかもしれません。
戯曲を書いて上演して……、でもそれで何かが固まってしまう、決めつけられてしまう訳ではない。
だから、おそれずに、その時々の課題や命題に立ち向かう、精一杯のものを創る。
そうやって前に向かおうって思っているんだけどね。

先日、新聞記者の方と話をしていて。
その方は3.11の渦中、最も現場に近いところで取材をなさっていた方。
福島にもずっと詰めていて、東京に戻ってらしたところで、会う機会があったの。
話を聞いて、愕然としました。
表に見えている情報の、少なさを。
あまりにも自分が、無知だということを。
混沌の中で、言葉にされずに消えていった無数の事々を。

感情に流されるだけじゃ前に進めない。
理知的に、客観的に、次なる歩を踏み出さないといけない。
それは分かってはいるけれども
やはり私は、どうしても感情が揺れてしまう。
心で受け止めてしまう。

詳しいお話はここには書かないけれど、
ただひたすらに、ひたすらに思ったことは……

ひとりのひとが、あたりまえに生きていくこと。その大切さ。
人間の、最も素朴な心を、守りたいということ。

書いてしまうと、あまりに簡単なことになってしまうんだけれど
そんなことを……、気がつくと心で繰り返してた。

なにができるんだろう。今、私に。
なにができるんだろう。これからの、私に。

答えは出ないんです。
だけど、
せめて、大切なことだけは見失わないようにして、
一歩、踏み出してみるしかないよね。

進んでみなくちゃ、どこにも辿り着けないんだから。


ふあーーーー
しばらくは、ヒリヒリする心を抱えて、稽古場に通いそう。
稽古場、とても好きなんです。演劇が生まれる現場。
「乱歩の恋文」座組、かけがえのない時間。

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稽留流産。来てくれて、ありがとう。またいつかね。 [Life]

前回の記事から、身の回りの方々に、本当にたくさんの温かい言葉をいただいて。
久しぶりに連絡をくださった方もたくさんいて。
本当にありがとう。とても嬉しかったです。

けれど、今回は残念ながら
赤ちゃんは流産となってしまいました。
心拍が確認できで、母子手帳をもらったけれど、
そのあとに、順調に育っていくことができなかったのです。
妊娠9週目での稽留流産で、
明日、大学病院に入院して、手術を受けます。

初期の流産は、赤ちゃんとなっていく細胞の、もともとの異常で
15~20%くらいの確立で起こること、と病院では説明を受けました。

先週その可能性を示唆されて、今週、診断が確定して。
最初に可能性を言われた時は、夜には涙が止まらなくて
眠れなくて、夜の中で、ただ目を開けていたけれど
数日経つうちに、ゆっくりと、ゆっくりと
あるがままを、きちんと受け止めようと思うようになりました。

悲しいけれど、
でも、この体験がなければよかった、とは
決して決して思わない。

私の人生の中で、本当に大切な時間でした。
自分のこの身体の中に、新しく別の生命が宿っているということ。
自分を取り巻くすべてのものや、日々の見え方が
大きく変わっていきました。

それから、私のパートナーやお互いの両親といった――「家族」。
家族の絆を、改めて感じていくような日々でした。
かけがえのないこと、大切なことを、
たくさんたくさん教えてくれました。

最初に心拍を確認したときの
モノクロの中で、力強く瞬いていた光。
あの光を、忘れることは、きっと一生ないと思います。

今は……、
赤ちゃんになることはできなかったけれど、
きっとまたいつか、会えると、信じています。

今はただね、来てくれてありがとう、そんな想いでいっぱいです。

明日からの入院は、また少し泣いてしまうかもしれないけど
でもきっと、このことが、いつか新しいはじまりとなる。

今回、赤ちゃんが教えてくれた、
たくさんのことを抱きしめて……
またいつか、会える日を待とうと思います。



心配してくださった方々、本当にありがとうね。
いちばん辛い夜に、いただいたメッセージのおかげで、
どんなに心強かったことか。
傍にいてくれて、いつもありがとう。
だいじょうぶ。
しばらく、時間に身を任せて……
また、元気になるね。




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新しい命を授かりました [Life]

こんにちは。
今日は私のすごくすごく個人的なことを・・・。


赤ちゃんを授かりました。
昨日、心拍が確認できて、母子手帳をもらいました。
いま7週目~8週目といったところです。


昨日の夜、Twitterで先に呟きました。
お祝いのメッセージ、本当にたくさんありがとうございます!!
とっても嬉しかったです。


個人的にいろいろ事情があって
私は、赤ちゃんを産むことはできないだろうなぁと前から思っていて
もしも本当にそれを望むなら、
大変な難関をいくつもクリアしないとならないだろうなぁと覚悟していたので、
そこに踏み出すことなく、自然な形で
今、新しい命の芽生えをこの身体に授かっただけで、
なんというか、ただもう、ありがとう・・・って感謝の思いでいっぱいです。


妊娠が分かったときには、最初はただもう呆然としてしまって、
呆然としたなかで思い浮かんだのが、劇団のことでした。

劇団もいま、本当に大切な時期を迎えているのです。
来年が、これまでとは違うステージに一歩踏み出す時なのです。

来年1月にシアタートラムで「乱歩の恋文」を上演した後は、
春から夏にかけて、どこかで小さい公演をやりたいなと漠然と思っていたの。
その次には11月下旬から12月頭で、吉祥寺シアターが決まっているので、
そうやって、大きな劇場へと進む挑戦で、来年が過ぎていくだろうって思っていました。

そのほかにも、来年10月に外注の公演を1本依頼を受けているのと、
上演日がまだ未定の依頼公演の本を2本持っているので、
それも間に進めながら・・・、なんて大まかな予定を持っていました。

だけど、赤ちゃんが生まれてくる予定が、来年の6月あたりというお話なので、
来年の春から夏にかけては、公演を打つことは難しいかなと思いました。
1月から11月まで、てがみ座としては随分間が空いてしまうのは、
大事な時期だけに、なんだかとても心配でした。


でも、一人じゃないって、なんて心強いことか。
てがみ座が劇団員を抱え始めたのは、今年2011年に入ってからのことだけれど、
劇団員のみんなにそっと話してみたところ、
とっても喜んでくれたの。
そのことがすごくすごく嬉しくて、心から安心しました。

ああ、きっとなんとかなるだろうなぁって!

てがみ座は、私が一人だった頃から比べると、こんなにたくさんの人が傍にいてくれる。
目に見える範囲、手が届く範囲だけじゃなくて、
劇場にも、旗揚げの頃よりもずっと多くのお客さまが来てくださるようになっている。
公演を待っていてくださって、てがみ座そのものを応援してくださっている人も居る。
そういう、たくさんの方々にも…、支えられているんだなぁって心から思いました。
きっと分かっていただけるだろう、時期が少し開いても、
公演を待っていていただけるだろうって思いました。
傲慢かもしれないけれど・・・
でも、劇場で顔を合わせる、顔見知りのお客さま、そうでないけれど笑顔のお客さま、
そんな方々のお顔を思い浮かべたら、
じっくり、いいものを創っていけば、きっとお応えできるはず。そんな風に思えました。
それに、劇団員のみんなも、その間はじっとしてたりなんかしない。
きっとそれぞれがスキルアップを目指して、外部公演に出たり、新しい仕事をしたりと
全員が見ている目線は逸らさずに、11月の公演に向かうはず。そう思えました。

私自身も、女性劇作家の中のひとりとして、この女性にだけ与えられた経験を経て
もしかしたらまた書くものが変わっていくのかもしれない。
これまでは見えなかったことが、見えるようになるのかもしれない。
これまで辿り着けなかった考え方に、到達できるようになるかもしれない。
そんなことを考えると、その日がとても楽しみにもなりました。

そもそも、この赤ちゃんは、きっと
9月に上演した『空のハモニカ』を書いたから、授かったのだろう・・・って思えているの。
母と娘の受け継がれる物語を、真剣に書いたから。
私の中でも、そういう機が訪れたんだろうって。
あの作品を書かなかったら、こういうことにはなっていなかっただろうって、
勝手に、真剣にそう信じているんだ。

だから、来年という時を選んで、今、ここにやってきてくれたことは、
本当に大きな意味のあることなんだろうなって思えるんです。

12月からは、トラムの「乱歩の恋文」の稽古も本格的に開始となるし、
稽古場が最強の胎教の場になるんじゃないかしら?なんてことも思ったり。
すごく温かくて、かつ刺激的なメンバーに囲まれているので
私のわくわくが、きっとダイレクトに伝わるはず!

心配なことや大変なことは、これからたくさん起こるだろうけど、
いつもよりもぐっと、ゆっくりゆっくり過ごしながら、
これからの日々を楽しんで、ハッピーに過ごしていこうと思っています。


女性が一生を演劇や創造の現場の第一線で生きていきたいと思うとき、
妊娠・出産・子育てとどうやって両立していくのか、
これから自分なりのやり方を見つけていかないとならないね。


ママになった経験を持つ女性演劇人の皆さま、劇団主宰者の皆さま、
こんどいろいろお話聞かせてくださいね!!


そして。
てがみ座のみんな、ご関係の皆さま、それからお客さま・・・
これからも、どうぞよろしくお願いします!


まずはお腹の赤ちゃんが、無事に、健やかに、大きくなりますように…!


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巻き尻尾萌え&NHK『祝女シーズン3』今夜から! [祝女]

お久しぶりです!
今日は久しぶりに早めに帰宅していたのでテレビをつけたら
逸見政孝さんのおうちにいた、ヤンチャビくんというダルメシアンのお話に号泣…
すっごい泣いた…。
逸見政孝さん亡きあとに、妻 晴恵さんを支え続けたヤンチャビくん。
晴恵さんに寄り添うようにして天国に行ったワンコです。
ほんと、ワンコのお話には、弱いんだ。

近くに実家があるんですけど、実家では豆柴を飼っていて(蒼太〈そうた〉っていいます)
蒼太に会うために帰ったりします。
うちの蒼太は、もうほんっとうにダメなワンコで、散歩が怖くて仕方がないみたい。
ほんの30Mくらい進んで、家が見えなくなる曲がり角を曲がると、
もう帰りたくて仕方がなくなっちゃうみたいなの。
足がぶるぶる震えちゃって。内股になっちゃって。
豆柴なんかは品種改良をされてきているから、生粋の犬種より
ずっとずっと弱い子になってしまっているのだろうね。
いや、もともとの性格かもしれないけれど……
弱虫な豆柴ワンコで、大人しく抱っこされちゃうの。
そこがまた可愛いんだけど切なさもあって。
蒼太は自然界では生きていけないんだろうなぁって。

先代は、生粋の柴犬だったので、また全然違うワンコでした。
誇り高くて、抱っこなんてもってのほか。散歩が大好きで、番犬のプライドもあって。
その子は、15年も生きて、もう老衰で
家人がちょうど外出しなくてはいけなくて、誰もいなくなったときに
もう命の火が尽きようとしていて、
それでも私の母が帰宅するまで、ずっと待っていたの。
母が帰宅して、「ああ、帰ってきたね。おかえり」と見届けて、息を引き取ったんだ。

今も私、若い柴犬のきゅっと巻かれた尻尾の、
溌剌と色が白いのを見ると、きゅんとしてしまいます。
お年寄りになると、巻きシッポがダランと落ちてきてしまうからね。
若い柴犬のお尻&巻きシッポ萌えをしてるのは、私ぐらいだろうなぁ。


さて、
前回公演からもう1ヶ月が経とうとしています。
早いね。早すぎます。
改めまして、私のブログ上で、「空のハモニカ」御礼をお伝えするのが遅くなってしまって、
ほんとうに申し訳ありません。
支えてくださって、ありがとうございました!
空のハモニカ_写真コラージュ2.jpg
撮影/伊藤雅章 コラージュ製作/福田温子

ちょうどね、福田温子からコラージュが届いたばかりなので、ご掲載!

てがみ座の稽古場ブログにも写真を掲載しているのでご覧くださいね!
http://sorahamo.sblo.jp/


今はもう、次の公演の準備が既に始まっています。
こちらはまた詳細は近々お伝えするとして……


今夜は、もうひとつ特別な夜。
初めてテレビのシナリオチームに加わることになって
7月からずっと書いていました。
本当にたくさんの経験をさせていただいています。
この番組は、「オンナに生まれたアタシを祝う」というコンセプトの
女性が主人公の笑えるショートストーリー集!

NHK『祝女 シーズン3』http://www.nhk.or.jp/shukujo/
今夜が初回です!!ご帰宅の方は、テレビをつけてくださいね。
23:30~24:00。
私も自分のシナリオをテレビで観るのがはじめてで、
どきどきしています~…。
毎週土曜日、どうぞご覧くださいね!





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